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予算が厳しい時、動画プロデューサーが先に削る場所

2026/06/18

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予算が厳しい時、動画プロデューサーが先に削る場所

こんにちは。合同会社元就・代表の毛利直史です。

 

今回は、予算が限られている時に動画制作のプロが実際に提案している考え方や工夫について解説します。

 

この記事の3つの要旨

 

  • 予算が少ない場合、撮影場所や撮影日数を減らすなど「作り込み」を削ることでコストを抑えられます。
  • インタビュー動画やランディングページ、チラシなど、動画以外の手段も含めて目的達成に最適な方法を検討します。
  • 動画は「なけなしのお金」で作るものではなく、他の施策との比較の中で選択するべきものです。

 

予算が少ない時に動画制作で提案される工夫とは、撮影や編集の作り込みを減らし、目的達成に不可欠な部分だけを残すことです。

 

予算を伝えることへの不安

 

予算がないことを伝えることへの不安は、動画制作の相談において気にする必要のないものです。

 

動画制作には予算があり、その予算内で進めるためにできるだけ安く作りたいという相談はよくあります。予算がないという事実を伝えることに対して、言いにくそうにする方が多くいますが、こちらとしては全く気にしていません。むしろ正直に伝えてもらえる方がありがたいと感じています。予算がある程度ある場合と予算が少ない場合では、できることの幅が異なります。そのため、予算の幅に合わせた提案ができますし、逆に予算がないために実現できない提案を外すこともできます。結果として、制作に取りかかった際に良いものが完成しやすくなります。予算の有無にかかわらず、取り組むべきことは、その予算の中で成果が出るものを最大限に作っていくことです。

 

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 この内容を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ

 

 ※ぜひコメントでご意見やご感想をいただけるとうれしいです!

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作り込みを減らす提案

 

予算が少ない場合の提案は、動画の「作り込み」の部分を減らすことです。

 

安く作りたいという相談を受けた際、基本的には作り込みの部分にお金がかかってくるため、その作り込みを減らしていく提案をしています。撮影場所が複数ある場合は1か所にまとめること、撮影に複数日かかる場合は1日で終わらせる方法を検討することなどが含まれます。動画の目的を達成するために絶対に外せない要素は残し、外しても問題のない要素は外していくという考え方が基本です。

 

グラフィックやイラストの簡略化

 

グラフィックデザインやイラスト、アニメーション、テロップなどを簡単なものにすることもコスト削減の方法です。

 

具体的には、イラストやアニメーション、テロップなどを簡単な仕様にすることや、オリジナルで描く予定だったイラストを購入素材で代用することが挙げられます。

 

インタビュー動画への切り替え

 

インタビュー動画は、コストパフォーマンスが高い動画形式です。

 

インタビュー動画に切り替える提案を行うことがあります。インタビュー動画は労力も費用もそれほどかからない一方で、狙ったお客様の心にしっかりと言葉が届く類いの動画です。例えば、アニメーションを使った企画として検討されていた内容も、インタビュー動画にすることでより安く制作できます。

 

 

動画以外の施策の提案

 

動画以外の施策を提案することも、予算が限られた相談への対応方法の一つです。

 

動画はあくまで目的達成のための一つの手段にすぎません。他の手段でお金をかけずに目的を達成できるのであれば、その手段を選んでも良いという考え方が基本にあります。具体的には、商品ページとなるランディングページを作成することや、チラシを制作すること、SNSのバナー広告にすることなどの提案を行うことがあります。これらの提案をするだけで終わらせるのではなく、デザインについては自社で対応することもできますし、SNS広告の運用についてもどの広告会社を使えば良いか分からない場合には紹介することもできます。

 

 

撮影費を抑える提案には慎重な対応

 

撮影した素材の編集だけを依頼する形での撮影費削減については、積極的には提案していません。

 

予算を抑えたいという相談の中で、お客様側で撮影した素材を編集するという形で撮影費を動かしたいという要望については、積極的には対応しないようにしています。どうしても仕方がない場合には対応しますが、現在はスマートフォンがあるため誰でも撮影自体は可能です。しかし、スマートフォンで撮影した映像が、第三者が見たときにしっかり見られるものになっているかどうかは別の話です。個人の発信としてInstagramやTikTokのリール動画で使用する場合は問題ありませんが、法人としての発信になると、撮影者のレベル感の差が結果に顕著に表れます。編集についてはまだ調整できる範囲ですが、動画や写真の撮影についてはプロに任せた方が良いと考えています。撮影の質によって映像の印象は大きく変わりますが、客観的に見ている人にはその差が分かる一方、当事者になると客観視できなくなるという傾向があります。物理的に完成しているということと、心理的に納得できる完成度になっているということには大きな違いがありますが、その違いが分からなくなってしまうため、撮影の部分だけはプロに任せることが望ましいと考えています。

 

 

なけなしのお金で作らない理由

 

動画は、限られた最後の資金を使って作るべきものではないという考え方を持っています。

 

会社を立ち上げる前に勤めていた会社では、サービス紹介動画制作をパッケージプランで販売していました。料金プランは松竹梅の3段階で、29万円、49万円、79万円という価格設定でした。動画の長さはいずれも60秒から80秒程度で作られており、料金プランによってイラストやアニメーションのクオリティが変わる仕組みでした。この中で最もクレームが多かったのは、実は最も安い29万円のプランでした。

 

 

プラン

価格

動画の長さ

傾向

79万円

60秒〜80秒

クレーム少なめ

49万円

60秒〜80秒

クレーム少なめ

29万円

60秒〜80秒

クレームが最も多い

 

 

5、6年前に、なぜ最も安いプランでクレームが多いのかを考えた際、お客様の傾向から気づいたことがありました。なけなしのお金で動画制作をしようとしている方が、クレームをしてくる人の中に多く見られました。29万円は一般的に考えれば大きな金額ですが、広告出稿などのマーケティング施策と比較すると、それほど大きな金額ではありません。29万円という金額の捉え方には、人によって大きな差があり、最も安いプランで依頼する方は、29万円という金額を非常に大きく捉えていました。当時、最も安いプランで依頼しているにもかかわらず、最も要求が大きいケースが多かったのが、この29万円のプランでした。最も安いプランでは、できることが最も限られています。派手な動きのある演出や、書き込まれたイラストの実現は難しいものですが、発注する側からすると、自社の今後を決める船出のように捉えられることが多くありました。しかし、動画はあくまで動画であり、それ以上のものではありません。他の施策で代替できるのであれば、その方が良い場合もありますし、それでも動画が最適だと判断されるのであれば、動画を作るという選択も基本的な考え方として成立します。

 

29万円で動画を作った方の中には、当時、ランディングページを作成した方が良かったケースや、チラシを1万枚から2万枚刷ってポスティング業者に依頼した方が良かったケースもあったかもしれません。その中でどのように成果を出すかを一緒に考えていくことが、僕の役割だと考えています。

 

というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました。 良かったらロゴと名前だけでも覚えて帰ってください。

 

毛利直史

 

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