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2026/04/13
ブログこんにちわ。合同会社元就・代表の毛利直史です。
実は、2025年11月からstandFM(スタンドエフエム)という音声SNSを始めました。
そこで今回は、僕が動画の仕事を始めたきっかけと、このstandFMを始めるに至った経緯についてお話しします。
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この内容を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ
【https://stand.fm/channels/68e5928871fa3adc976d77a1】
※ぜひコメントでご意見やご感想をいただけるとうれしいです!
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僕が動画制作との最初の出会いは、大学卒業後に入社した映像メーカーです。
そこでADとして働き始めたのが、すべての原点でした。ただ、その会社は10ヶ月ほどで退職しました。
大学時代から演劇に取り組んでいたこともあり、「何か面白いことをやりたい」という気持ちが強くあった僕は、M-1グランプリを観たり、すでにお笑いをやっていた知人のライブに足を運んだりするうちに、「自分でも表現をしたい」という思いが抑えられなくなりました。
2006年、お笑いの養成所に入所します。
最初の養成所は1年で卒業しましたが、事務所所属の枠には入れず、その後はフリーランスとして活動。
コンビを組んで小さな事務所に預かりになった時期もありましたが、それもすぐに解散。
解散後、「やり残したことはないか」と振り返り、もともと行ってみたいと思っていた吉本の養成所NSCに入所。
卒業後、コンビを組んでデビューしました。しかし、なかなかうまくいかず、トータル4年でお笑いから撤退しました。27歳の時のことです。
お笑いをやめた後、「エンタメに関わるのはもうやめよう」と決め、普通の営業職などを経験しました。しかしことごとく失敗が続き、「始めてはやめて」を繰り返す日々が続きました。
いよいよ追い詰められた時に自分の職歴を振り返ったところ、まともに続いたと言えるのが、最初の映像メーカーでのAD10ヶ月しかありませんでした。
「AD10ヶ月の経験を買ってくれる会社はどこか」。
そう考えてハローワークへ行き、28歳の時に映像制作会社の求人を見つけ、入社することになりました。
入社後、約2年が経った30歳頃のことです。
経験者として採用されたにもかかわらず、6年以上のブランクで技術はほぼゼロに近い状態でした。
一緒に入社した22歳の新卒の方が優秀で、肩身が狭くなるばかり。ついにクビ寸前という状況になりました。
その時に声をかけてくれたのが、僕の制作職としての師匠にあたる石綿さんという方です。
当時その会社でプロデューサーを務めていた石綿さんは、テレビ・番組が主力のその会社では珍しく、広告の仕事をメインでやっていた方でした。
石綿さんに拾っていただいたことで、3年目から僕は企業VP(ビデオパッケージ)の制作に携わるようになります。これが、今の法人特化の動画企画・プロデュースの原点になっています。
石綿さんのもとでテレビ番組と企業VPを並行しながら経験を積み、入社6年目・33歳の時にプロデューサーに昇格しました。
その頃、会社の仕事とは別に、とあるYouTubeチャンネルの撮影・編集を裏方として担当しており、動画の勢いをひしひしと感じていました。「動画の方に行きたい」という思いが強まり、34歳で動画のスタートアップ企業に転職します。
転職先で驚いたのは、その会社が「企業の動画しかやらない」という完全なビジネス特化の会社だったことです。
エンタメとまったく切り離された動画制作の世界があること、しかもそこに確かな需要があることを、このタイミングで初めて知りました。
それまで裏方で担当していたYouTubeチャンネルでは、再生数やチャンネル登録者数が追いかける指標でした。しかし新しい会社で作り始めた「ビジネスで使う動画」は、KPIが再生数や登録者数ではありませんでした。
最初はその意味がよくわからなかったのですが、だんだんと理解が深まりました。
動画が含まれたマーケティング施策によって、クライアントの商品がどれだけ売れたか、お問い合わせがどれだけ入ったか。そうしたコンバージョンに対して、動画がどれだけ貢献したかが問われていたのです。
動画は目的ではなく、手段である。
マーケティング全体の一部として動画が使われているという立ち位置を知り、そこからビジネスで使う動画の世界に傾倒するようになりました。
そのスタートアップ企業の主力商品だったのは、「サービス紹介動画」と呼ばれるジャンルの動画でした。
「サービス紹介動画」とは約60秒で「うちはこういう会社で、こんなメリットがあって、こういうお客様にお届けします」という内容をわかりやすく説明する動画です。
業界・業種を問わず、法人・団体を問わず、1000本ノックのような勢いで作り続けました。
その経験を通じて、どのビジネスにも共通する構造が見えてきました。お客様がいて、そのお客様に提供できる価値があって、それをどう届けていくか
——企業が活動する上で最も大切なことは、この1点に集約されると理解できました。
法人に特化してやっていくという自分のベースは、このサービス紹介動画を膨大な数こなした経験によって作られたと思っています。
37歳の時、大手広告代理店出身の大御所クリエイティブディレクターだった相沢さんが中途で入社し、ある日から僕の上司になりました。
「なぜこれほどの方がこの会社に」と思うほどの経歴の持ち主でした。
それまでの僕は制作一筋で、企画という領域にはほとんど触れてきませんでした。
制作は「絵に描いた餅を本物の餅にしていく仕事」であるのに対して、企画は「まだ現実に落とし込まれていないものを空想する仕事」であり、求められる思考がまったく異なります。
制作でいっぱいいっぱいだった僕には、企画に脳みそを使う余裕がありませんでした。でもそうも言ってられなくなってしました。
ある日、会社の方針が変わり、「制作だけでなく企画もやろう」という流れになったことで、半ば強制的に企画に向き合わざるを得なくなりました。転機になったのは、相沢さんが演出コンテを確認した際のひと言でした。
「この主人公は、このセリフを言わないよね」。
あるアプリのCMで、主人公がそのアプリをまだ知らない設定であるにもかかわらず、アプリを知っている人からしか出てこないセリフが書かれていたのです。その指摘を受けた時、雷に打たれたような感覚になりました。
そこから、相沢さんに質問しながら横目で仕事を観察し、要件の定義、予見の整理、課題感の洗い出し、コピーライティングといったことを実地で身につけていきました。
そしてようやく企画と制作の両方ができるようになった頃、会社の経営状況が悪化し、僕は人員整理の対象になります。
「さて、どうするか」と考えた時、東京への転職は選択肢から外れました。
妻の実家がある栃木県に、会社員時代からずっと住んでいたからです。地元のIndeedなどで求人を探しましたが、動画プロデューサーや動画プランナーの求人は栃木県にはひとつも見当たりませんでした。
「では自分でやるしかないのか」と思い、日光市が運営する創業サロンへ飛び込みました。
そこで話を聞いてもらい、様々な人をつないでいただいたことで、2023年6月に創業するに至ります。
正直にいうと、モチベーション高く起業したわけではありません。
経営者のコミュニティで周囲の志の高さに触れたりすると、自分はそこまでの志を持てていないと感じることもあります。ただ、取り組み続けられているし、周りの方も関わってくださっている。それで十分だと思い、いまも経営者をやっています。
スタンドFMを始めるきっかけになったのは、会社設立から2年目の8月に起きた肉離れでした。
ひとり会社だというのに歩けなくなってしまい、妻の実家の仏間で天井を見上げながら「会社終わった」とずっと思っていました。
仕事のお客様のほとんどは東京や名古屋にいらっしゃいます。足が不自由になると、気軽にご挨拶にも行けない。
日光という市街地から離れた場所で、世の中からどんどん忘れ去られていくのではないかという恐怖感に苛まれた、約1ヶ月でした。
その時間の中で確信したのは、「自分から発信していくことが必要だ」ということでした。
歩けるようになった頃から積極的に外へ出るようにしたところ、このラジオをプロデュースしてくださっている佐藤聖さんと出会いました。
25歳でビルドラムという会社を経営され、音声マーケターとして独自のポジションを築いていらっしゃる方です。驚いたのは、佐藤さんの会社の創業が2023年5月で、僕の創業が2023年6月と、わずか1ヶ月しか違わなかったことです。しかも佐藤さんは創業1年目で年商1億円を達成されていました。
僕より17歳年下の「同期」が、すでにそれだけの結果を出していて、「もう勝てない人が出てきた」と思いました。肉離れで歩けない自分に対して、佐藤さんはもちろん健康。
あらゆる面で及ばないと感じ、「自分のこの40年間は何だったのか」とまで考えました。
その後、再び佐藤さんにお会いする機会があり、音声SNSの可能性を改めて聞きました。
自分の強みをおしゃべりにしていきたいこと、YouTubeに取り組む経営者の方々を半年ほど観察して辛そうにやっている姿を目にしてきたこと——そういった積み重ねの末に、「佐藤さんにプロデュースしていただけるなら」と、このスタンドエフエムでの発信を決めました。
このチャンネルでは、主に2つのテーマをお届けします。
1つ目は、動画を活用した実践的なPR戦略です。
SNSや交通広告・サイネージなど媒体別の動画活用方法、コンバージョンにつながる構成のつくり方、マーケティングとしての動画の使い方といった内容をお届けします。
2つ目は、制作現場を円滑に回すための段取り術・コミュニケーション術です。
15年以上の制作現場経験から得た知見をもとにお話しします。
ロケ弁の選び方のポイント、撮影現場の空気が和む茶菓子の選び方など、企画寄りの発信者ではなかなか出てこない現場目線の話もしていきます。
動画は単なる制作物ではなく、皆様のビジネスを支えるためのツールです。現場経験をもとに、少しでもお役に立てる情報をお届けしてまいります。
というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました。
良かったらロゴと名前だけでも覚えて帰ってください。
毛利直史
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