コラム

TOP
動画プロデューサーが整理する、ターゲット設定と60秒構成の関係

2026/06/02

ブログ

動画プロデューサーが整理する、ターゲット設定と60秒構成の関係

こんにちわ。合同会社元就・代表の毛利直史です。

 

今回は、サービス紹介動画が伝わりにくくなる原因と改善策を解説します。

 

この記事の3つの要旨

 

  • サービス紹介動画が伝わらない最大の原因は、ターゲット設定の曖昧さにあります。
  • 発信者側が伝えたい内容と、視聴者が知りたい内容にはズレが生じやすく、その整理が成果を左右します。
  • 動画の長さは60〜120秒が目安で、冒頭5秒以内に視聴者の心をつかむ構成が重要です。

 

 

サービス紹介動画とは

 

 

サービス紹介動画とは、60秒程度でサービスや商品の魅力を端的に伝えるための動画コンテンツのことです。

 

一見わかりやすそうに見えるサービス紹介動画ですが、意外と伝わりにくい内容になっているケースは多くあります。

 

本来、わかりやすく伝えるために用意したはずの動画が、かえって理解を妨げてしまっているとしたら、それは非常にもったいないことです。

 

「作らなければよかった」という結果にならないよう、制作前に押さえるべきポイントを整理しておくことが大切です。

 

=== 

 

 

この内容を音声で聴きたい方はこちらからどうぞ 

 

 ※ぜひコメントでご意見やご感想をいただけるとうれしいです!

 ===

 

 

ターゲット設定の曖昧さ

 

 

サービス紹介動画で最初に決めるべきことは、「誰に向けた動画か」というターゲット設定です。

 

視聴者がそのサービスや業界についてどの程度の知識を持っているかを、あらかじめ考えておく必要があります。

 

万人にわかる必要はありませんが、狙っている人には確実に伝わる言葉を選ぶことが基本です。

 

動画の中でどういう目的を持って伝えるかも大切ですが、それ以上に重要なのは視聴者の知識の深さです。

 

その人の知識レベルに届く言葉を選ぶことが、伝わる動画の土台になります。

 

 

言葉のレベルのズレ

 

ターゲットの知識レベルと動画内の言葉のレベルがズレると、初心者にも専門家にも響かない動画になります。

 

初心者にいきなり専門用語を使えばわかりづらくなります。逆に、専門家に初歩的な話をすれば「くどい」と感じさせてしまいます。

 

 

視聴者のタイプ

適切な言葉のレベル

起こりがちな問題

初心者・素人

専門用語を避け、平易な言葉で伝える

専門用語で離脱される

専門家・プロ

詳しい前提のもとで話す

初歩的な説明がくどく感じられる

 

 

例えば、「CTA」という言葉はマーケターには通じますが、一般の方には伝わりません。

 

「次の行動を促すための問いかけ」と言い換えると、より多くの人に伝わります。一方、専門家にその説明をすると冗長に感じさせてしまいます。

 

発信する側が、相手の知識レベルを意識して言葉を選ぶことが必要です。

 

言いたいことを端的にわかりやすく伝えることは重要ですが、相手の気持ちを考えずに言いたいことだけを言うのは自己満足で終わってしまいます。

 

 

発信者と視聴者のズレ

 

 

発信者が伝えたいことと視聴者が知りたいことにはズレが生じやすく、このズレが動画の離脱につながります。

 

サービスや商品に対して、発信者側はたくさんのメリットを伝えたくなるものです。

 

しかし、視聴者が自分にとって必要だと感じる情報は、そのうちの2〜3個程度です。それ以上の情報を詰め込むと、逆に離脱が生じ、「もういいや」と感じさせてしまう可能性があります。

 

また、社内や業界の常識は、サービスや商品に詳しくない方には通じないことが多くあります。

 

「視聴者はこれを知らないはず」という視点を持ち、補足すべき情報とそうでない情報を取捨選択することが大切です。

 

発信者側と受け取り側のズレを正しく認識しながら動画を作ることが、成果につながる動画制作の核心です。

 

 

動画の長さと冒頭5秒の設計

 

 

サービス紹介動画の最適な尺は60〜120秒で、冒頭5秒以内に視聴者の気持ちをつかむことが重要です。

 

動画が長すぎると、最後まで見てもらえる確率が下がります。尺は60〜120秒を目安に設計することをおすすめします。

 

冒頭でロゴを5秒間静止させるような構成では、その時点で離脱されてしまいます。

 

動画が始まった瞬間から、視聴者を引き込む構成にすることが求められます。

 

具体的には、以下の順番で設計するとよいでしょう。

 

  1. 冒頭5秒以内に「こんなことはありませんか?」という問いかけや、製品のコアメッセージを伝える
  2. 視聴者が自分ごととして受け取れるよう、共感できる課題や状況から入る
  3. 伝えるメリットは絞り込み、詰め込みすぎない
  4. 全体の尺を60〜120秒に収める
  5. 動画の最後に次の行動を促すCTA(行動喚起)を入れる

 

冒頭でつかんだとしても、途中にメリットを詰め込みすぎると視聴者に負担を与えてしまいます。尺と構成のバランスを意識して作ることが大切です。

 

 

CTAの設計

 

動画の最後に次の行動を促すCTA(行動喚起)を入れることで、問い合わせや資料ダウンロードにつながりやすくなります。

 

「資料をダウンロードする」「お問い合わせはこちらから」といった言葉を明示することで、視聴後に取るべき行動が明確になります。

 

次のステップへの動線をしっかり設計することが、動画の成果を左右します。

 

視聴者が「そうすればいいんだ」と感じられる言葉を添えることで、問い合わせへのハードルが下がります。

 

 

まとめ

 

 

伝わるサービス紹介動画を作るために、押さえるべきポイントを整理します。

 

  • ターゲットを明確に設定する:誰に向けた動画かを決めてから制作します。
  • 言葉のレベルを合わせる:視聴者の知識レベルに合わせた言葉を選びます。
  • 伝える情報を絞り込む:視聴者が必要とする情報に絞って届けます。
  • 尺は60〜120秒を目安にする:長すぎる動画は離脱を招きます。
  • 冒頭5秒で心をつかむ:最初の5秒で視聴者を引き込む構成にします。
  • CTAを必ず入れる:次の行動を明確に示します。

 

ターゲットを正しく捉え、そのターゲットに合わせた言葉を使い、整理された内容で届けることが大切です。視聴者が「これ、いいかも」と自分ごととして受け取ってくれれば、問い合わせや購入につながる可能性が高まります。

 

僕がこれまでの現場経験を通じて感じてきたことも、突き詰めるとこの1点に集約されます。「伝える相手のことを、どこまで具体的に想像できるか。」それが、動画の成否を分ける最大のポイントです。

 

というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました。良かったらロゴと名前だけでも覚えて帰ってください。

 

毛利直史

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 

『もとなり毛利の法人特化・動画ブランディング戦略ラジオ』

 stand.FMにて毎週3回(月・水・金)配信中!ぜひチャンネル登録・コメントください 

https://stand.fm/episodes/6944de2092865aa5221f9c43】 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

Instagram
※クリックで投稿に遷移します
上へ戻る