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動画制作会社と言わない理由

2024/10/30

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動画制作会社と言わない理由

こんにちわ。合同会社元就の毛利直史です。

ホームページをリニューアルして早いもので4月が経ちました。

が、正直、いまの見え方や見せ方がベストだとは思っておらず、

もはや誰得?みたいな細かすぎるレベルの修正を繰り返している日々です。

 

そんな中で、僕にはひとつこだわりがあります。

それがタイトルにもある通り、自社を「動画制作会社」と言わないことです。

 

…え?どういうこと?そんなの、わかりやすい方がいいのだから動画制作会社といえばいいじゃん!

そう思う方もいるかもしれません。

いや、まったくもってその通りなのですが、でも、

僕はかたくなに動画制作会社とは言いたくないのです。

今日はそのことについて、少し書いていきたいと思います。

 

 

■元就は「映画やMVなどのエンタメ作品づくり」をやらないことにしています

 

もう、この見出しが結論です。

僕は独立するにあたって事業を「動画広告を軸にしたコミュニケーション施策の企画プロデュース」のみに絞りました。

裏を返すとそれは、映画やMVなどのエンタメ作品づくりを元就ではしないと決めた、ということにほかなりません。

 

一般的な動画制作会社や映像制作会社は、エンタメと広告の両方を商材として扱います。

たとえば、ミュージックビデオやyotuberのコンテンツを作りながら、企業のwebCMを作るとか。

映画などの作品づくりに当てる原資を、企業映像制作で作り出すとか。そんな感じです。

 

僕は決してエンタメが嫌いなわけではありません。むしろ好きですが、

それを仕事にしたいか?というと話は別です。

 

理由は単純、エンタメをやるモチベーションが枯れ果ててしまっているからです。

 

振り返れば、過去に数々のエンタメの現場を渡り歩いてきました。

前々職ではテレビのバラエティ番組やドキュメンタリー番組を担当しており、

副業的な感じでyoutubeバラエティのディレクターと編集を約3年やってました。

それ以前も、大学時代は演劇漬けの日々だったし、新卒で入った会社はおもしろビデオをたくさん作っていたし、

退職後は約4年間、お笑いをやってました。

でもその間に、面白すぎる人やエンタメ以外の仕事では生きていけないだろうなという人をたくさん見すぎてしまいました。

その結果、自分の中で、エンタメはもう面白いひとに任せて自分はやる必要がないからやらない!という結論に至りました。

それが34歳くらいの時です。もうそこからはエンタメに片足すら突っ込むことはしていません。

 

では今、なにをモチベーションとして仕事をしているかというと、

眼の前の人=クライアントが自分の仕事を通じて喜んでくれるかどうか。その1点だけを見ています。

 

想像を超える出来栄えのものが作れたとか、売上が上がったとか、コストが下がったとか、認知が取れたとか。

そのために精一杯、自分にできる価値を提供していく。

広告の世界でクライアントが喜ぶ正解は究極、「儲けにつながった」です。ゴールが明確でがわかりやすい。

 

一方で、エンタメの世界の正解は「面白い」と評価されることなのだと思うのですが、

正直、「面白い」は個人的・主観的・感覚的で、なにを指標とすればよいのかがよくわかりません。

加えて、僕はエンタメを作るとなると急に他人軸になって自分の考えがブレにブレます。

人にも多大なる迷惑をかける自信があるので、もうエンタメはやらない方がいいと結構本気で思っています。

 

極端なことを言うと、広告の場合は、売上が上がるか、中長期的に見てブランドの形成に一役買えたかどうかだけ。

ゴールが明確でがわかりやすくて好きです。

業種業態関係なくどんな人ともつながれるところも好きです。

クリエイティブと言われる業種の中では、社会の中で自分が生きていることを常に実感できる珍しい仕事だと思います。

やりがい搾取が類似業界に比べて少ないところも好きです(たくさん搾取されてきたので)。

まとめると、僕は広告業界が大好きです。

 

というわけで、最後まで読んでいただきありがとうございました。

良かったらロゴと名前だけでも覚えて帰ってください。

 

毛利直史

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